先週土曜日は東北地方で震度6強の地震がありましたが、皆さんご無事だったでしょうか。被災された方の日常が一刻も早く戻ってくるよう祈っています。
さて、先週の土曜日は、Educators’ 留フェロ新春企画「コロナ禍における海外大学生」の第2回が開催されました。
今回は、アメリカ、カナダ、ハンガリー、イギリス、日本と全員が違う国で学ぶ大学1年生が登壇
前回に引き続き、とても刺激的かつ有益な情報に溢れた1時間でした
まだ二十歳前とは思えない、芯があり、堂々とし、そして表現力溢れる彼ら
「なぜ海外大を選んだか?」という質問に対しては、全員が同じ視点を持っていたのには驚きでした
「自分がやりたいことを軸に進路を考えた時、それができるのが海外大学だった」
「どこの国というこだわりはありませんでした、自分のしたい学びができる所であれば…」
また、日本で当たり前の高校3年間で進路決定、卒業後即大学入学、4年で卒業そして就職、という日本で当たり前の時間軸に必ずしも従って生きていませんでした
3月に卒業して9月に海外大に入学、それまでの半年間でインターンシップをしたり自分の学びを深める計画をしている人、高校卒業後1年間海外の大学を実際に訪れて周って受験校を決定したという人…
周囲に合わせるのではなく、あくまで「自分の人生を決めるのは自分」という考えのもとに生きている
彼らのたくましさを感じると同時に、高校生がこれだけしっかり自分(のやりたいこと)を持つには、周囲に合わせることを重視し個が際立つのを避ける日本の学校文化(というか日本社会)がもっともっと変わっていかなければ…とも思いました
また彼らの会話の中から、海外大学への進学は決して特別なことではないことがわかりました。帰国生でもなければ、英語が圧倒的にできるわけではなかったそうですし、中には、自分が学校初の海外大進学者だったという人も。
ただ問題は、海外大学という選択肢を多くの高校生、保護者そして教員も知らない、ということが海外大進学のハードルを上げてているのです。
留学フェローシップが毎年実施している「留学キャラバン隊」や「留学サマーキャンプ」に参加し、そこで海外大学生から直接話を聞いたり、出願のためのアドバイスをもらう中で、憧れを持ち海外大を目指すようになったそうです。多くの高校では留学支援をしたくても知らないことが多すぎて…というのが実情でしょう
でも、ちょっとしたきっかけから世界は広がります。
クレイン英学校がそういった機会を提供したいと思うとともに、高校の先生方にも留フェロを利用して生徒に多様な選択肢を与えてもらえればと願っています。
前回は2年生以上の学生、今回は新入生に登壇してもらった留フェロ座談会。最終回となる次回は、コロナ禍で海外大学の卒業を迎えた人たち
どんなエキサイティングな話が聞けるでしょうか?
今から開催を楽しみにしています!
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