9月最後の日となり、すっかり秋らしい爽やかな天気になってきました。
大学受験生は、共通テストの出願も始まり
いよいよという気持ちになってきたかもしれません
さて、今日は共通テストの新傾向
In the article, one opinion (not a fact) ...
「事実ではなく、意見を選びなさい」
という問題です。ディスカッション形式の文章で登場します
これまでは、「本文の内容に一致するものを選べ」
という問題が一般的でしたので、
この「事実と意見を区別する問題」というのは
受験生を悩ませるかもしれません
ところが、この問題へのアプローチはシンプルです
まず、段落の構成がシンプル
1. 議題提起→2. それに賛成する考え→3. 反対の考え→4. 結論
です
問いは、賛成する意見と反対する意見を選ぶ問題ですので
見るべき段落がすぐに分かります
つぎに、選択肢の絞り込み方ですが、
「断定ではなく、本文に書いてある」
ものです
平成29年試行問題 第2問Bの例を見てみましょう
問 2 Your group wants to collect opinions supporting students working parttime. One such opinion in the article is that students... .
(高校生のアルバイトについて賛成する意見は…)
(1) can become good communicators
(2) mostly have worked part-time
(3) will have a better chance of getting a full-time job
(4) will learn how to dress appropriately
まず、(2)がはじめに外れます。
なぜなら、文に助動詞がないので断定となっています
他の選択肢には全て助動詞(can, will)
が入っていますね。
あとは本文に記述があるかどうかだけの判断で
議題に賛成なのは2段落。そこでアルバイトの利点として
労働・お金の大切さとコミュニケーション力を挙げてますので
(1)が正解になります
同様に、問3
Your group wants to collect opinions opposing students working parttime. One such opinion in the article is that students...
(高校生アルバイトに反対の意見は…)
(1) cannot be helpful in the workplace
(2) might perform poorly in class
(3) should spend more time with their family
(4) work part-time to buy what they want
まず、(4)は助動詞がなく「断定」なので外れ
次に議題に反対するのは3段落。
アルバイトの弊害について挙げられているのは
勉強・ストレス・マイナスの仕事観の3つなので
その中の話に当てはまるのは(2)のみとなります
このように、
「ディスカッション形式の文章構成」を知り、
「断定でなく本文に記述があるもの」から選ぶ
のがポイントです。
アプローチの方法を身に付けることで
この新傾向の問題には
すばやく、かつ正確に正解していけることでしょう
Comentários