英語でみんな苦労するのが単語の並ぶ順番、「語順」です
日本語は、SOV言語といって"主語+目的語+動詞"の順番に並んでいます
具体的には、
「私は・英語を・学ぶ」という並びです
一方、英語はSVO言語といって
「私は・学ぶ・英語を」の順番になっています
この違いが、外国語学習にとって大きな障壁となっています
中国語は英語と同じSVO言語なので、中国人の方が日本人より一般的に習得が容易なんです
さらに、日本語は主語をよく省略するという特徴があるため、
余計に難しいと感じてしまうのです
高校生で学ぶ「5文型」といのが英語の代表的な語順をまとめたものなのですが、
だいたい、これを習って英語がキライになるという傾向があります
さて、「5文型」を使いこなせる人は、いわゆる「上級者」ですので、
ここではもっとシンプルなお話をします
英会話の瞬発力を高めるために、まず
4W=Who誰が・ What何を・Whereどこで・Whenいつ
のパターンを練習します
ちなみに、WhoとWhatの間に動詞が入ってきますので、
だれが / どうした / 何を/どこで/いつ
となります
具体的には、
「火曜日にクレインで英語を勉強しています」
⇩
「私が / 勉強する / 英語を / クレインで / 火曜日に」
⇩
I / study / English / at Crane / on Tuesdays.
「私はきのう金沢で海鮮を食べました」
⇩
「私は / 食べた / 海鮮を / 金沢で / きのう」
⇩
I / ate / seafood / in Kanazawa / yesterday.
となります
場所や時間を表す時に用いる "in" "at" "on" といった前置詞の使い分けは最初は気にしなくて大丈夫です
日本語でも、「てにをは」の使い分けは難しく、
それが間違っていても理解を損なうことはほぼありません
英語の前置詞もそれと同じなのです
また、動詞を現在形の3人称単数Sや過去形の変化もありますが、
うしろの "on Tuesdays", "yesterday"ということばでわかりますので
最初のうちは気にしない
4W=Who誰が・ What何を・Whereどこで・Whenいつ
に当てはめて素早く発話できるように心がけましょう
実は、語順を間違えることで、意味が大きく変わってしまうことになります
Taro loves Hanako. と Hanako loves Taro.
これを捉え違うと、後々大問題に発展しかねないですからね
ということで、まずは、語順を定着させる
これが、英会話を習得するとても大事な一歩なのです
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