今日は昨日に引き続き副詞のお話です
昨日のブログの最後で
動詞を修飾する副詞は、後置修飾が基本だけど
必ずしもそうじゃないとお伝えしました
今日は副詞の位置について少し深掘りしてお伝えします
まずは、"Yesterday"という副詞から具体的な例を見てみます。
副詞は基本的には後置修飾ですから、動詞の後ろにあって、
I went to Irinaka yesterday.
となります
でも、
Yesterday, I went to Irinaka.
と文頭に来たりもします
また、"always"という副詞がありますが
これは、
I always get up at 6 o'clock.
のように、動詞の前に来たりもします
うーん…
なんでこんなに副詞は自由なのでしょう?
それは、
副詞は文の骨格にならないから
と言えます
文の骨格とは、
主語・動詞・目的語・補語
といった文を作るのになくてはならないもののことで
高校生以上の人は
"S+V+O"とか、"S+V+O+C"とか
あの、ややこしい「5文型」というやつです
名詞や形容詞は、
この文の骨格になるので
「君は、ここね」
と場所を特定されるのですが、
副詞は、残念ながらこの骨格になるという
重要な仕事を任されない代わりに
「君は、うん、まぁその辺にいてよ」
という感じで
絶対ここ!という場所を決められていないのです
(決められていることもたまにあるんですけどね、ここでは割愛)
ということで、英文を書く時に
副詞をどこに置こうかというのは
書き手に委ねられていることが多くて実は奥が深いのです
話の流れであったりとか、
強調したいかどうかとか、
文学的な韻や間を考えてどうとか…
とっても悩ましいやつなのです
「ここにいなさい!」と決められている不自由な生活もいやですが、
かといって、
「自由を与えられるとどうしたらいいかわからない」というのは
私たちをこれから待ち受ける世界と同じかもしれないですね
では、皆さんよい連休をお過ごしください
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