あれから10年、生きることと死ぬということ

あれから10年も経ったのに、あの瞬間のことは本当に鮮明に覚えています。

2011年3月11日、当時勤めていた学校の球技大会。学年末考査が終わり、開放感たっぷりの待ちに待った学校行事。

生徒に混じってプレーしていた私は、学年別バレーボール大会の決勝戦、優勝に手をかけたローテーションでサーブする番が回ってきた。

まさにサーブを打とうとした瞬間、ユラユラと目眩を覚えた。「俺ももう年かなあ…」と一瞬感じたが、そのままプレーは続き私たちのチームは見事優勝を手にした。

喜び冷めやらず戻ってきた職員室は騒然としていた

「すごい地震だったよ!感じなかったの?」

「グランドの支柱が揺れてたんだけど」

職員室に戻ってきた先生たちの反応は様々だった

教頭席付近に設置されていたテレビに映し出されたのはヘリコプターから映された波打つ太平洋の映像