「どうやったら英語ができるようになりますか?」
「先生はどうやって英語を上達させたんですか?」
クレイン生からも講師を務める名古屋外大の学生からもよーく尋ねられる質問です。
いろんな方法はあるでしょうけど、私の答えは
“海外留学”
です。
私は大学生まで受験英語は得意でしたが、「話す」「聞く」「(自分の意見を)書く」英語は全くといっていいほどできませんでした。恥ずかしい限りですが、高校2年生のときに英検2級を3回連続で不合格になり、それ以来ずっと受験を避けていました。
オーストラリアのモナッシュ大学に大学院留学を決めてTOEFLやIELTSの勉強もしましたが、現地に行って学んだことだけでは到底対応できませんでした。
バスの切符もまともに買えない。レストランで注文したものと違うものがきてもそれを言えない。大学のディスカッションで意見を言えない...
自分が幼児に戻ったかのような屈辱を感じる経験を何度もしながら英語を身につけていきました。
海外生活をしている間は、英語を楽しいと思って学んだことはありませんでした。そうではなく、自分が損をしないため、自分の気持ちを正しく伝えるため、私にとっては「武器としての英語」でした。
でも、英語力は飛躍的に向上しました。留学前、英検準2級しかもっていなかった私は帰国後すぐに1級を取得しました。
留学を通して身につけられる力は英語力だけではありません。
キリスト教徒やイスラム教徒などまったく私と違う価値観や世界観を持って生きている人たちとの出会いを通して、あらゆるものを多角的に捉えることができるようになりました。
多文化社会で生活する中で、均一的な(に見える)日本ではなかなか気付けない、幾重にもなる社会階層や政府のダブルスタンダードが存在することに気づくことができました。
そして、何より自分自身が「マイノリティとして生きる」という経験ができたことはその後の人生の大きな成長につながったと感じています。
留学せずに語学をマスターすることは可能かもしれません。ただ私の経験上、留学をすることが語学上達のための早道であること、そして留学を通して世界や価値観の多様性を学ぶことができることは確かです。
百聞は一見にしかず。
経験に勝る知識なし。
だからこそ、今回なごのキャンパスを借りて留学フェローシップの留学キャラバン隊を呼ぼうと決心したのです。
ここに参加する海外大学生たちはみなバイタリティに溢れています。そして、決して楽な道ではなかったはずですが、自分の意志で自分の道を生きているたくましい若者たちです。
彼らがどんな中学・高校時代を過ごし、何を考え、どうして海外大学という選択に至ったのか?
海外の大学は日本の大学生活とどう違うのか?
海外の良いところ、現地に行って気づいた日本の良いところは何か?
海外大生たちのストーリーを間近で聞くことができる絶好の機会です。ぜひお越しください。これが皆さんの人生を一歩前に大きく進める貴重な経験になるはずです!
イベントの詳細、お申し込みはこちらから
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