中学や高校では期末テスト真っ最中、大学入試は、推薦入試の結果が続々と発表されています。そして共通テストまではいよいよ50日を切りました。コロナ感染の増加が心配ですが、インフルエンザ流行の季節でもあります。
手洗いとうがい、そして日々の健康管理をしっかりと行いテストを乗り切ってもらいたいと思います。
さて、今日は、少し先を見据えたお話です。
来年は教育改革の柱と言われている、はじめての共通テストが行われます。英語の民間試験や国語の記述問題を巡って紆余曲折があり、「結局センター試験とあんまり変わらないんじゃないの?」と思っている人も多いと思います。しかし、実は、共通テストは教育改革のうちの一部に過ぎず、実は
2022年度の新学習指導要領実施からが本番です。
この新指導要領で重視されているのが「思考力・判断力・表現力」
このキーワードを、私はこう解釈しています。
・思考力=世の中の事象に興味や疑問を持つ力
・判断力=いろんな異なる意見や価値観を見つけ、自分なりの意見を持つ力
・表現力=自分の経験や意見を他者に知ってもらう力
ここで表現されることは、その人自身を表し、もちろん他のだれとも違うオリジナルなものです。そして、これらの力を測るには、「答えが一つしかない」今のテスト方式では無理です。
ということで、各大学は小論文や面接、プレゼンテーションを通した試験ができるAO入試(総合型推薦)や公募推薦入試(学校型推薦)の枠を年々拡大しています。国立大学協会は推薦・AO入試による入学者を2021年度までに定員の30%に拡大する目標を立てていますが、私立大学はもっと速いペースで進めています。
この変化を求める理由は明確で、俯瞰的に将来のことを考え教育のあり方を考えた時に、
答えが一つしかない問題を解くことはもはや人の仕事ではない
からに他なりません
問題自体を見つけ出し、その解決方法を生み出すこと
これこそ将来の人ができなければならないことなのです
でも、この「自分で考えて疑問を持つ」「自分の意見を表現する」というのは日本人は本当に苦手です。また、多くの学校現場で、その機会を十分に与えていないのが実情です。特に中等教育ではその傾向が強く、校則にしてもテストにしても、やらなければならないことは先に全部決まっていて、「模範にどれだけ近づけるか」が評価の物差しになっているように思います。
ただ、逆に言えば、このように従来の「求められたこと・言われたことだけをやる」という生徒が多ければ多いほど、大学や社会が求める「思考力・判断力・表現力」を備えた少数の生徒は今後の入試で圧倒的優位になっていくことになります。
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