教育への想いは同じ…

今週末は少しいつもとは違っていて、現役の学校の先生たちとお話しする機会がありました。ひとりは、県内で高校英語教員として活躍する先生。現場の英語の先生とお話しするのは実に久しぶりで、連絡をもらってからお会いできるのを楽しみにしていました。その一方で、私は2年前にその先生の研究授業を見にいったときに少し話しただけでしたので、なぜわざわざ私に連絡をしてきてくれたのか不思議にも思っていました。

でも、彼が教育現場で抱える悩みについて伺い、「なるほど、そういうことかぁ」と納得しました。彼曰く、

「先生をしながら、生徒たちに”社会に出たら、…”って話していますが、実は僕自身が社会のことを知らないということに違和感を抱いていまして…」

「生徒たちにはもっと社会をダイレクトに感じてもらって、その上でチャレンしたいという気になるようなマインドを育てたいんです。」

私は教員時代に、彼のような気持ちで教壇に立ったとはありませんでした。自分が教員を辞め、経営者という立場になってはじめて学ぶことがいかに多いことか…生徒たちを前に偉そうに分かったようなことを言っていた自分が恥ずかしくなります。私よりも若く、ずっと教員として過ごしている先生が、このような視座を持って教育に当たっていることが何より素晴らしいと思いますし、その先生のもとで、「ダイレクトに社会とつながる経験」をすることができる生徒たちは幸運です。

経営者としてはひよっこの私ですがそんな私の話を通して、何か学校教育にも還元できることがあれば、それはとても嬉しいことです。

もう一人の先生は、以前の同僚で数学教師。いまは小学校の先生として活躍していて、この春、独立をされるとのこと。彼は教科指導の中にある「教育」を真剣に考えている人でした。同じ学年を持っていたある年の夏休み、彼は「数学の自由研究」を課題にしました。高校で、しかも数学で、自由研究を課すこと自体が珍しいのですが、私が印象的だったのは、ひとりひとりの「作品」を嬉しそうに目を輝かせて見ているこの先生の姿でした。

課題というのは、生徒にとってもたいへんなものですが、ひとつひとつに目を通し評価をする教師にとっても大変な仕事です。ましてや、「自由研究」となると取り組み方や分野も十人十色様々ですから一層大変です。でも、彼は楽しそうに職員室でひとつひとつの作品を大事に見ていました。そして、ペーパーテストではてんでダメな生徒が何十枚ものレポート用紙に研究をまとめているのを見て、私は「教育の物差しはひとつではいけない」と気付かされたものです。

学校にとってもっとも大切なもの、それは間違いなく先生という人材です。

『人は人を見て育つ』。良い先生のもとには必ず良い生徒たちが育っていきます。

学校の先生は、給与面や上下関係など旧態依然とした制度が多く、やってもやっても報われない側面があります。

でも、多くの先生たちは「生徒のため」と思って身を粉にして頑張ります。

そんな先生を支えるものは何でしょうか?

それは「教育に対する情熱」に他なりません。

国際的に見ると、天然資源に乏しく、労働人口がますます減少していく日本にとって、教育は世界に誇れる財産です。

そんな教育を支える先生たちに、心からエールを送ります。

そして、いまは小さく微力なクレイン英学校ですが、いつか志高い先生たちと、ワクワクする教育に挑戦する日ために、これからも頑張っていきます!教育への想いは同じ…

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