今回のテーマは社会起業とものづくり。ゲストスピーカーは、中川裕聖子(なかがわゆきこ)さん。カンボジアのシェムリアップでカンボジアメイドのお土産物を扱うショップ・ “Very berry”のオーナーであり、またトンレサップ湖に自生するホテイアオイから作られるハンドバックを販売するブランドPavanasara(パヴァナサラ)を地元の村人とともに立ち上げられました。
紆余曲折をしながらカンボジアに辿り着いた中川さん。一度は帰国するも人々の純粋な笑顔が忘れられず、家族の大反対を押し切ってまで移住を決断したそうです。これまでも藤田先生や大路さんからカンボジア人の優しさ・心の豊かさについて伺ってきました。忘れられないくらいの現地の人たちの魅力ってどれほどなんだろうととても興味深くお話を伺いました。
トンレサップ湖のほとりの村の様子を動画で見せていただきましたが、舗装されていない道路を裸足で駆け回る子供たち、手漕ぎボートでホテイアオイの収穫に向かう途上、食用の花や貝を見つけ屈託のない笑顔を見せる女性たち。きっと日本が経済成長の中で失った何かがここにあるのかもしれないとふと感じました。
中川さんのお話の後は質疑応答タイム。生徒たちは回を追うごとに積極的になっていて、
「ホテイアオイの甘い香りはバッグ製作後も残ってるんですか?」
「現地スタッフの求人はどうやっているんですか?」
「自然のホテイアオイは収穫できる量に限りがあるのでは?」
など、多くの質問が寄せられました。
ものづくりを通して現地の女性たちの雇用を生み出し、またカンボジアの特産品を発信する機会を創出されている中川さんを3月には直接訪問します。現地でお話をお伺いするのが楽しみです。
それでは、チョムリアップリア~♪
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