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自らをエンパワーするために

更新日:4月29日

先日、愛知県は5月末まで公立学校の休校を延長することを発表しました。新型コロナウイルス感染の収束はいまだ先が見えず、致し方ないこととはいえ、学習機会を制限されている生徒たち、とりわけ受験生にとっては不安が募る一方だと思います。

これから学校からは追加の課題は出されることになるでしょうが、それだけで学力が保証されるわけではありません。そもそも、教材を与えられただけで、それを自力でこなし理解をして学力をつけていけるのであれば、では学校の授業は必要なのか?ということになってきます。

特に英語に関しては、訳すだけであればグーグル翻訳で済みますが、文構造を理解することや、自分で英語を書いたり、話したりすることは、授業がなければ難しいでしょう。

いま、この瞬間に、どう過ごすかが、英語の力はもちろん、その後の人生をも大きく左右していくことになるでしょう。


それを私が強く感じたのは、「サピエンス全史」「ホモデウス」などの歴史学者、ユヴァル・ノア・ハラリ博士のことばにあります。

博士が昨日、ETVの「緊急対談 パンデミックが変える世界 ユヴァル・ノア・ハラリとの60分」という番組でこれからの世界について警鐘を鳴らしていたのが非常に衝撃的でしたので、ここで紹介したいと思います。


なお、この対談のベースになっている記事はフィナンシャルタイムズに掲載されています。

英語で挑戦したい人は以下のリンクからぜひご一読ください。


日本語は、一部ですがこちらに掲載されています。


この中で、印象的だったのは、「歴史的な変化は平時ではなく緊急時に起こり、そしてそこで起こった変化はもう後戻りしない」というハラリ博士のことばです。彼は、オックスフォード大学の例を挙げていたのですが、オックスフォードでは10年以上前から議論されておきながら実現されなかった授業のオンライン化が、今回、たった1ヶ月のうちにすべての授業がオンライン化されてしまったそうです。日本でも授業のオンライン化は、大学をはじめ多くの学校で始まりつつあり、今後、教育のICT化は加速度的に進み、オンラインによる学習は間違いなく、当たり前になっていくことでしょう。


そして、もう一つ心に残ったことは、「これからより良い社会を作っていくためには、市民一人ひとりの責任がこれまでよりも大きくなる」という見方です。エンパワーメントということばが近年よく使われますが、市民が自ら考え、意思決定をし、行動ができるようにする動きです。

教育に関して言えば、本来は、文部科学省や各学校がその役目を負うのでしょうが、これだけ社会全体が動揺する中、行政や学校に自分の来年の受験のことや将来のことを丸投げするのが得策だと私は思いません。


前述したように、いまこの瞬間にどう行動するかは、これからの人生を大きく左右することになるでしょう。


クレイン英学校では、休校が延びた中学生や高校生が「自ら考え、行動する」のをお手伝いするため、『休校措置緊急企画オンライン個別レッスン』を延長することにしました。



ぜひ、この機会に、英語の課題をただこなすだけでなく、英語の勉強法も身につけ、英語学習者としての自分をエンパワーメントして、飛躍をしませんか。





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