一昨日のブログで、「後置修飾」について書きました
修飾語はどんなときも名詞の前にくる日本語と大きく違って
これが理解できて、使えるようになれば
英語力がグッとアップします
今日は、
「なんで後ろにあるの?」
というテーマでお伝えします
そして、これがある意味英語という言語を大きく特徴づけているので
今日の話を知っておくと、
英文法の理解が格段に上がります
その、大きな特徴とは
「大事なことが先、そうじゃないことは後」
という特徴です
名詞と形容詞という品詞を考えた時に、
名詞は主語や目的語になるなくてはならない文の骨格
一方
形容詞は、名詞の飾りです
どちらが大事かと言うと
もちろん、名詞です
ということで、
名詞が前、形容詞(修飾語)が後ろ
となるわけです
また、この考え方は
意見を述べる時にも登場します
例えば、こんなテーマがあるとします。
「あなたは建物内でのマスク着用を義務化することについてどう思いますか?」
日本語だと、まず書き出しは、
「新型コロナウイルスの感染はいまだ世界中で猛威をふるっており、
日本国内でも、感染者数自体は減っているものの油断を許さない状況が続いている。
世界各国ではワクチン開発が急がれており…」
となり、大事な「どう思いますか?」に対する答えは
なかなか出てこない
ということはよくあります
ところが、英語の論理では
まず大事なことが先ですから
「私は義務化には賛成(反対)です」
と言って、その後に現状説明をしたり、理由を述べたりします
このように
英語では大事なことが先、修飾・説明はあと
という原理に則っているのです
余談ですが、皆さんは、好きな食べ物は最初に食べますか?
それとも最後までとっておきますか?
英語の発想では、
「好きなものは先に食べる」
です
最後までとっておくのは
日本語の発想と同じです
でも、大事にとっておいても
途中で弟や妹に横取りされちゃうかもしれない
リスクがあるのと同じように、
英語でやりとりをする時も
議論に置いていかれたり
誰かに言いたいことを言われてしまうことがありますので
要注意です。
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