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  • 原田貴之

英語外部検定試験が必要なワケ

来る2021年度入試で、共通テストに代えて外部検定試験を導入するという案が

撤回となってしまい、


「なんだ、やっぱり入試は変わらないんだー」

と思っている人も多いようですが

そう呑気な話ではないということを

英語教育改革の歴史と共に今日はお伝えしたいと思います

新しい学習指導要領が

中学校では来年度から、高校では再来年度から実施されます

(すでに先行実施をしている学校もあります)

それに先駆け、2014年度から英語教育改革は具体的な歩みを始めました

そして、今回の改革はこれまでの改訂に比べて明らかに本気度が違う内容でした

英語には「知識」と「技能」という側面があります


英単語を知っているとか、不定詞の用法を知っているというのは、知識

それに対して、

英語で、「質問のメールを書く」「レストランで注文」をする、というのは技能です

大学入試で問われるのは、知識の方で

一方、


一旦社会に出て必要になる英語力は技能

であるので、財界からは


「英語が使えないのは学校教育のせいだ!」

という批判があったわけです


それは本格的なグローバル化が進み出した1980年代くらいから ずっと言われてきたことなのですが、 当時はまだ、日本の世界における地位というのはたいへん高かったので

「日本語でなんとかゴリ押し」

という力技も通用しましたし、

英語を実際に使うのは、海外で働くごく一部の人に限られていました

よって、学校現場でも、


「外国行かないから英語なんていらない」


という言い訳も全然通用しました


ところが今は、大企業でなくても、海外に支社や工場があるのは当たり前になりましたし

世界における英語の普及はますます進んでいるので

英語圏でなくても英語でコミュニケーションが行われるようになりました

日本の少子高齢化が進み、経済力が低下

世界における日本と日本語の地位もそれに伴い下がり、

国内でも、いろんな国から日本に暮らす人が急激に増加

日本国内のグローバル化(イントラナショナライゼーション)もすごい勢いで進んでおり

英語を取り巻くいろんな状況が一変


「英語が使える日本人」の育成が急務となったわけです

この「英語が使える日本人」という構想自体は2002年、随分前に提唱されたもので、

この時は「英語の授業は英語で」という提案が多くの英語教員を震撼させました

それから、楽天の社内英語公用語化が大きな話題になったのもこの頃です


ところが、

この間の社会をとりまく大きく変化にも関わらず、


学校での英語教育は一向に変わらない

ひたすら文法を教えて、英文和訳のトレーニングをしてきたわけです

そして、英語の「技能」という面は相変わらず蔑ろにされてきました

中学や高校の英語の先生も、英語の技能の重要性は認識していたでしょうが、

自分自身も英語の技能に自信がない、ましてや技能ってどうやって教えるのかわかならいという事実と

「結局、大学入試で文法や和訳を出題するのだから、授業でも扱わないわけにはいかない」

という理由によって、学校英語は変わらないままでした


そこで、業を煮やした文科省および有識者会議が

「じゃあ、大学入試を変えるから、中高の授業も変えてね」


といって始めたのが今回の英語教育改革です


そして、

「技能の教え方もちゃんと全ての英語の先生たちに伝わるようにするから」

と始めたのが、文科省がブリティッシュカウンシルとタイアップして立ち上げた

英語教育推進リーダープロジェクトなのです

ですから、大学入試の英語については、


英語の技能、「読む・聞く・書く・話す」の4技能を

きちんと測るテストでないとダメですよ


というのが大前提としてあるわけです


これまでのセンター試験、そして今回の共通テストは、

この4技能を測ることができないので、教育改革の趣旨に沿わないわけです

2021年度入試での共通テストの代用導入は見送られましたが

昨日のブログで書いたように

実際は、その活用はどんどん増えています

そこには、やはり社会の変化と社会のニーズという背景があるわけです


なぜ、共通テストの代用が見送られたのか、

というのは、報道されている表面的なことだけではないので

また、別の回に書くとして


今日は、英語教育改革のここ数十年の歴史を少し紹介し、

英語を「使える」かどうかを、試験で測ることができる

外部検定試験の重要性をお伝えしました

クレイン英学校では、英語教育推進リーダーといて活動した講師が これから必要な英語の力を育てる英語教育を行っています


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