9.11と英語教育

ちょうど20年前の今日、私は大学4年生で就職活動の最中でした。同級生は着々と内定をもらっていく中、私は焦りを感じながらテレビを見ていると突如番組が切り替わり、ニューヨーク世界貿易センタービルが煙を上げている画面が映し出されました。何が起こっているのかわけがわからないと困惑していると、次の瞬間、超低空飛行の旅客機がビルに突っ込んでいく光景が飛び込んできました。…世界が変わった瞬間でした。


テロに対する報復としてアメリカがアフガニスタンに侵攻してから20年。長期間にわたり兵士も民間人も多くの犠牲を払って目指したアフガニスタン民主化は、先月末、タリバンがあっという間に首都を陥落し復権したことで否定されることとなりました。



グローバル化が進み、国境を超えてみんなが同じスマートフォンを持ち、みんながひとつの

SNSプラットフォームに集ってどんどん同質化が進んでいるようにも見えますが、実は、文化や宗教の違いによる価値観の相違が一層際立つこととなり、その結果、多くの衝突が生まれることにもつながりました。


また他方では、私たち人類には、地球温暖化、エネルギーや食糧問題、人間の活動による生態系の破壊など、民族や宗教を超え協力して解決しなければならない問題が山積しています。


私が携わる英語教育の目標は、そのような人類共通の課題を解決するために不可欠となる、『異なるものへの理解』を英語という媒体を通して促進することです。自分とは違う国に住み、違う言葉を話し、違う常識を持って生活をしている人たちに関心を持ち、実際に自分もその違う世界へ行ってみたいと思うこと。自分と違う人やものや考えに優劣があるのではなく、ただ異なる世界があるということを受け入れ、複数の視点で世界を見つめる。

英語教育を通して、そういう人が少しでも増えれば、世界は今よりも平和になり、人類が力を合わせて地球の寿命を伸ばすこともできると信じています。


アメリカ同時多発テロとその後の戦争で失われた多くの命の冥福を祈るとともに、今でも