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  • 原田貴之

World in a Box Day in タルサ

バッファローからシカゴで乗り継ぎをし4都市目のオクラホマ州タルサへ向かった。

空港を出た瞬間にむわっと湿気に包まれる。日本の夏に帰ってきたような気温だった。

私たちが滞在するHoliday innはダウンタウンにあり、人通りは全くなし。やたらと道路工事が多くアスファルトが剥がされた道が寂しさを一層際立たせた。2ブロックほど歩いたのだが、開いているはずのレストランやコンビニも閉まっており仕方なく部屋で過ごした。


翌朝は、タルサを挙げての国際交流イベント、World in a Box Dayに参加させてもらった。タルサは宇都宮市と姉妹都市で、1980年代に同市を訪れた当時教員だった夫婦が国際理解教育の普及を目さして現在は40カ国以上の展示や伝統舞踊や音楽の発表が行われる一大イベントに発展してきた。

私たちはオクラホマ州議員やタルサ市議が参列する開会式から参加し、各々が持参したお土産を寄付した。




日本を紹介するブースは思っていたよりもずいぶん大きく、浴衣の着付けコーナー、七夕の短冊を書いたり、折り鶴を折るコーナなどがあり、私たちがボランティアをしたのは、来場者のパスポートにスタンプを押す、小さな箱にステッカーを貼る(全面集めるとプレゼントが贈呈される)、カードに英語で名前を書いてもらいそれを日本語に直すというもの。小さな子供を中心に次々とやってきて、「こんにちは」「ありがとう」と挨拶を交わしていった。



昨年は800名の来場者があったらしく、小さい街ではあるが、市民の異文化に対する関心の高さに感心した。

1時間ほど日本ブースの手伝いをしてから、他のブースを見て回った。中国、台湾、インド、スコットランド、フランス、メキシコ、イスラエル、オーストラリア…

多くの国の中で一番興味を持ったのが、ネイティブアメリカンのブース。ちょうどタイミングよく彼らの伝統ダンスが始まるところであった。大きな羽根が冠と背中を飾り、オレンジ色の鮮やかな装束の姿は写真でしか見たことがなかったので目の前で見ると圧倒的な存在感があった。


踊りは太鼓のリズムに合わせるシンプルな足踏みだけのもの、羽根を大きく振り回すダンス、列をなして蛇の動作を真似るダンスと様々だった。



バッファローにいる時からネイティブ・アメリカンについてオーストラリアのアボリジニーとの比較をしながら観察をしていたが、アボリジニーに比べると入植者と随分対等な関係を築いてきたように思える。もちろん、同化政策や土地の収奪、居留地の制限などは歴史上あったが、オーストラリアのそれに比べて緩やかであったのは、ネイティブ・アメリカンの文明的発展と戦力があったように思われる。独立戦争の際にはいかにネイティブ・アメリカンを味方につけるかというのが重要であったようであり、バッファローの昔の州旗には入植者とモホーク族が肩を並べて描かれていた。

また過去の侵略に対する政府の恩恵処置として、ネイティブ・アメリカンは学費がかからないとか税金が免除されるなど相当優遇されている。

ただし、以上は私のほんの数日の滞在で得られた情報を基にした所感に過ぎないので、タルサ滞在中にさらに知識を深めたい。

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