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ひと足早いイースターイベント

桜満開の4月3日、クレインでははじめてのイースターイベントを開催しました。毎年その日が変わるイースター、今年は4月17日ですが、クレインでは新学期が始まる直前の日曜日に設定しました。


今回のテーマは「チームワーク」。普段なかなか知り合う機会のない生徒同士の交流ができたら、ということで時間をかけてイースターにちなんだグループ対抗のゲームを考案しました!


でも、その前に、まずはイースターとは何かを知らなくてはいけません。日本ではまだまだ馴染みのないイースターっていったい何のお祝いなんでしょうか。


今回は、私たちの20年来の知り合いのニュージーランド人、バレット家の皆さんに協力をしてもらい、オンラインでイースターの歴史、お祝いの仕方を教えてもらいました。


真ん中のリチャードは日本に住んでいた約20年前、一緒にキャンプに行ったりした仲。彼の右手は長女のジョージアちゃん13歳、左手は次女のアナベルちゃん8歳。ふたりもプレゼンをしてくれました!


プレゼンテーションのスタートは、ジョージアちゃんのマオリ語でのスピーチ。みんな初めて聞く言語に目が点... でもマオリ族に対する敬意を子供の頃から持っているのは素晴らしいなぁと感心しました。


イースターは日本語では「復活祭」と訳されます。殺されたキリストを埋葬した墓が数日後に空っぽになっていて...キリストが蘇ったとされる日。敬虔なクリスチャンは、クリスマス以上にイースターが大事な日なのだとか。


でも多くの人々にとっては、イースターは楽しいイベント。キリストの復活(誕生)にちなんで、子沢山なウサギ、命の象徴のタマゴがイースターのマスコット。イースターウサギが子どもたちにお菓子を配ったり、特別なチョコレートエッグを隠したりするんですって。


こちらはニュージーランド独特です。飛べない鳥の「キウイ」をモチーフにしたイースターチョコレート


他にも、毎年どの家庭でも食べるというスイーツ。真ん中の白いクロスはキリストの十字架を模っているそうです。


プレゼンテーションのあとは、質疑応答タイム。生徒から次々に手が上がります。がんばって英語で質問する生徒たちもいました。


「ニュージーランドではみんなマオリ語を話せるんですか?」


「ニュージーランドでしか食べられない食べ物はなんですか?」


「ラグビーが有名なニュージーランドではハカはみんな踊れるんですか?」


逆にジョージアちゃんからも日本の生徒たちへの質問も。


「日本で美味しい食べ物は何ですか?」


寿司...天ぷら...たい焼き...みたらし団子...マグロのたたき丼!?


通訳もあたふたしてしまいました。



英語でのイースターの勉強とニュージーランドとの文化交流を行ったところで、後半戦は3つのグループに分かれてのチーム対抗ゲーム!グループ名は「ドワーフ」「ロップ」「レキシィ」すべてウサギの種類の名前です。


【種目① エッグボーリング】


ただのボーリングではありません。ボールはタマゴ。小学生低学年ー高学年ー中学生以上で距離を変えて投げるのですが、真っ直ぐ転がらないので苦戦しました。



合計点をみんなで計算しています。


【種目② エッグスプーンレース】


スプーンの上に乗せた卵が落ちないように走ります。ちなみにバトンは「ウサ耳カチューシャ」。卵の乗せ方、バトンの渡し方、それぞれ作戦を立てて臨みました。





【種目③ バニージャンプレース】


こちらもリレー形式。今度は麻袋をかぶって、ウサギのようにジャンプジャンプ。麻袋が思いのほか深く、バトンリレーに手間取ります。短い距離ですがこれが結構疲れるのです(そう思うのはオジさんの私だけかな...)



最終種目の前に、ちょっと休憩。


そして、ただ遊んで終わりではないのがクレイン。楽しい中にも常に学びがあります。イースターのマスコットであるウサギの知られざる事実をちょこっとレクチャー。

日本では化粧品やボディーソープなどの安全性を確かめるための動物実験でウサギが用いられています。数ある動物の中でウサギが使用されているのは、人間のように肌が敏感で、そして、痛みに対して鳴き声を上げない、からだそうです。



近年、西洋ではアニマルライツ(動物の権利)を守ろうという声が大きくなってきており、化粧品会社の中には動物実験をしていないブランドが数多くあります。そういった商品は、フェアトレードのようにパッケージにロゴとして明記されています。日本のメーカーにはまだ少ないのですが、これから少しずつ増えていくかもしれませんね。


さて、いよいよ最終種目です!


【種目④ エッグ宝くじ】


フロアに散りばめられた卵型のガチャカプセル。この中には、1点、2点、3点、大当たりの4点、そして大外れ0点が入っています。一人二つずつ選び、一人ずつ開封していきます。みんな固唾を飲みながら、ドキドキ…

「やったー!」「え〜〜」その都度会場が湧き上がりました。







最後はプレゼント争奪戦!勝ったグループから「うーん、何にしよう」みんなの注目を浴びながら景品を選んでいきます。

グループリーダーの中高生が、年下の子たちに譲ってあげる場面もあり、なんとも温かい風景でした。




最後はみんなで記念撮影。みんなイースターのことを楽しみながら、よくわかってもらえたでしょうか。

今週で春休みももう終わり。新しい学校、新しい学年でもみんながいきいきと学び、遊び、成長するのを期待しています!



P.S. 僕たちもイースターマスコットとして参加してました。




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