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英語スピーチで見つける「自分」

英語を学ぶモチベーションもアプローチは無限にあります。


留学したい


TOEICのスコアを伸ばしたい


次のテストで良い点が取りたい


好きな洋楽を歌えるようになりたい


字幕なしで海外ドラマを見たい


海外旅行でガイドに頼らずに買い物をしてみたい...


私はクレイン開校以来、「英語は目的ではなく手段」だと思って英語教育を実践しています。


英語を勉強したその先に開ける世界...


それは生徒一人ひとり違う景色が広がっていることでしょう。


そして英語学習が、まぎれもなく「自分のため」であってほしい、そう思っています。



今日ご紹介する杉江未羽さんは、そんな学習をしてきたひとりです。


高校2年生の彼女がこの夏に挑んだのが「高校生英語スピーチコンテスト」


スピーチコンテストの経験はゼロですが、面白そうと思ったらすぐにアクションを起こすのが彼女のステキなところ。


とはいっても、はじめて挑戦する英語スピーチ。そうは簡単にいきませんでした。


テーマは自由。


これが逆に厄介なのです。う〜ん、どうしよう...まずはそこで立ち止まってしまいます。


でも、巷でもてはやされているそれらしいテーマで話すよりも、思いっきり自分らしさを出せるスピーチにしよう!と、彼女のこれまでの人生を振り返り、そしてこれからの人生を模索するような原稿にすることにしました。


原稿作りのプロセスはまさしく、彼女のこれまでの17年間を言語化していくというダイナミックな取り組みでした。


それは決して容易いことではありませんでしたが、過去の出来事やその時の感情を丁寧に掘り起こしていく中で、自分が求めていること、そして自分が将来歩みたい道が徐々に見えはじめてきたのです。


そして夏休みの終わりにやっと原稿が完成。


そこからは、5分間の原稿を覚えるため、繰り返し何度も何度も練習をしました。


それだけでも大変なのですが、原稿が頭に入ってからがさらに大変なステップでした。

一つひとつの場面の雰囲気、その時に抱いた感情...それを丁寧に言葉にのせる...


約2ヶ月の間、彼女は惜しみない努力をこのスピーチに注ぎました。

それができたのは、この努力が誰のためでもない、自分のためだったからでしょう。


9月下旬に行われたコンテストでは、残念ながら受賞を逃したものの、その翌月に行われた愛知学院大学の「第19回英語と日本語によるスピーチの祭典」にも、持ち前のポジティブさと行動力で参加。

そして見事、英語部門 高校生の部で最優秀賞を受賞、さらに、大学生と留学生も含めた中での総合優勝という輝かしい成果を挙げたのです!



総合優勝という成果は言うまでもなく素晴らしい結果ですが、彼女はこのスピーチを通して、それ以上に大切なことを獲得しました。


それは、過去の自分を再認識し、同時に未来の自分の姿を見出すことができたということ。


繰り返しになりますが、英語を学ぶモチベーションもそのアプローチも、いろいろあっていいのです。

大事なことは、その学びが自分だけのものであり、そしてそこから開ける世界があるということ...



これからの彼女の活躍が楽しみです。

未羽さんのような生徒が次々にクレインから羽ばたいて言ってくれることを楽しみにしています。










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