いま中学一年生が複数形を習っているのですが、これ効率悪くないですか?
そもそも、日本語には基本的に複数形という概念がないので
名詞に-(e)s をつける
というルールはよく忘れます。
とはいえ、まぁこれはわかります。でも、英語ってそれだけじゃ済まないんですよね。
・ひとつを表す a/an をとって、two とか three をつけます
・主語が変わります。This → Those、He/She/It → They
・be動詞が変わります。is → are
これ、実に効率悪くないですか?
だって、日本語ではこんなことは必要なくて、例えば
「これはりんご(ひとつ)です。」
「これはふたつのりんごです。」
「ふたつ」ということばをつけるだけで複数だということはわかるんですから。
でも英語の場合、こんな問題がよくあります。
This is an apple. (twoをつけて全文書きかえなさい)
1. an を two にする
2. apple にsをつける
3. 主語のThis を These にかえる
4. 動詞のis を are にかえる
そしてできる文が、
'These are two apples.'
4つものステップを踏まなければならないのです。効率悪いでしょ。
では、今度は逆をやります。これはどうですか?
They are three interesting books. (3冊を1冊にして全文書きかえなさい。)
1. まず、books の s をとる
2. three をとる…だけじゃなくて、an をつける
3. 動詞のare を is にかえる
4. 主語のThey は… … 「もの」だから 'It'
ということで、出来上がるのが
'It is an interesting book.'
…ふう、一苦労
これだけでも大変だというのに、さらに、
数えられる名詞(可算名詞)と数えられない名詞(不可算名詞)
可算名詞だけにつけることばと、不可算名詞だけにつけることば
こーんなにたくさんの話をいっぺんに学ぶのです
そりゃ、英語が嫌いがたくさん生まれますよ。
もちろん、最終的には使えるようになった方がいいでしょう。でも、
単数・複数の使い分けは時間がかかります
中1で完璧にしてもその後、何度だって間違え続けます。だって、日本語の発想(ひとつをふたつにするだけ)でも意味は伝わるわけですから。間違えても、「あ、そうだったね」でいい。英語嫌い・苦手意識が学習初心者の時についてしまうよりずっと希望があります。
だから、目くじら立てずに、時間をかけてじっくり付き合っていきませんか、英語の複数形
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