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【大学受験】個別試験までに何をすべきか?

受験生と保護者の皆様、いかがお過ごしでしょうか。

国公立大学では今日が出願の締め切り、私立大学の一般入試はすでに始まっておりここからいよいよ大学入試もいよいよ大詰めとなってきます。

今日は、これから20日間余りの国公立前期日程本番までの過ごし方について少しアドバイスをお伝えしたいと思います。


◎過去問を中心に的を絞った勉強を


当たり前のことですが、受験大学は決まっているわけですから、その大学の出題傾向・難易度に合わせた勉強をしてください。中には、「よし、単語をまた一から勉強する!」とか「苦手な文法をもう一度一通りおさらいする」ということを始める人もいるのですが、それはやめたほうがいいです。一番は赤本を解くことですが、そんなに問題数もありませんし、かといって何十年も前の赤本を引っ張り出してきても、問題傾向が変わっていることが多いですから(指導要領は10年に一回改訂されているため)それもお勧めしません。例えば、旺文社から出版されている「全国大学入試問題正解」などを使って似たような傾向の出題をする大学の問題で勉強することもいいでしょうし、学校の図書館にはいろんな大学の赤本があるでしょうからそれを利用してもいいでしょう。


◎時間配分の練習を

国公立大学の個別試験は、共通テストと違い記述解答問題が多いため時間配分に気をつけなくてはいけません。記述模試を最後に受けたのがおそらく10月とか11月なので、記述解答のスピードが落ちていることが多く、またペースも掴みづらいものです。2月からは学校の授業もなく、90分とか120分という時間もまとめてとりやすくなっていると思います。実際の試験時間に合わせて問題を解き、大問一つあたりにつき何分というペースを自分なりに設定して解いていくことがとても大事です。

◎記述解答は先生に見てもらう

これまた共通テストと違うのが、記述解答では○と×というAll or Nothingではないということ。それぞれに部分点が設けられており、なかなか完全なマルがつくのは難しいものですし、それを目指す必要もありません。7割正解できる解答を作ることを目標にすれば良いでしょう。ただ、自分の書いた解答で何割くらい点数がもらえそうか?というのは受験生本人ではわかりません。自由英作文などはその最たるものでしょう。私の教員時代、高3の担任だった頃はこの時期はひたすら生徒の英作文の添削をしていたものです。先生をどんどん使うべきです。


◎生活リズム・勉強リズムを大切に。リラックスも勉強のうち

学校がなくなったらなかなか生活リズムを整えるのが難しくなり、往々にして夜型になっていく受験生が多いものです。でも、受験は午前中。本番で頭がぼーっとしてしまってはこれまでの努力が報われません。リズムを崩さないようにするためには、毎日のスケジュールを立てることが一番です。3教科受験の人は、午前中にいちばん得意な教科(気持ちがのりやすい)、昼から苦手な教科(いちばん時間をかけられる)、夕食後に中間の教科、というふうにするのも一案です。

また、スケジュールの中には気分転換をする時間も忘れずに作っておきましょう。ひとりで過ごす時間も長く、知らないうちにストレスも溜まってきます。勉強の合間や寝る前には、好きなことをする時間を作って、自分の中で「アメとムチ」を使い分けるといいです。


◎強気、「大丈夫、I Can Do It!」

本番が近づくと不安な気持ちも増していくかもしれません。でも、くよくよしていてはパフォーマンスも下がるばかりです。未来のことは誰にもわからず、それを心配しても仕方ありません。いま目の前のことをただ精一杯やる、それだけで十分です。これまで何ヶ月も、何年もかけて積み上げてきたものがすでにあります。これまで頑張ってきた自分に自信を持ち、自分を信じてあげましょう!


いま、受験という大きな壁に向き合い、そこで何を感じ、どう行動するか


そのプロセスが、これからの人生の大きな糧になります。なにひとつ無駄になることはなく、人生のかけがえのない財産となっていくことでしょう。

クレイン英学校では、受験生の皆さんを最後まで応援しています。

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