先日、中1英語について書きましたが、
今日は、多くの生徒が英語嫌いになってしまうきっかけとなる
不定詞についてお話しします
不定詞は中学2年生のちょうど今頃に学習する文法単元ですが
だいたいこんなふうに教わります
" to + 動詞の原形 "
①名詞的用法「〜すること」
②形容詞的用法「〜するための」
③副詞的用法「〜するために、〜して」
ここで誤りなのが、日本語の意味で不定詞を理解しようとすることです
例文の中で「こと…ための…ために…」と頭の中で考えるのですが
それではいつまでたってもちゃんと理解することができません
文法を日本語訳で考えるのは間違い
そうではなくて、
品詞の働きから理解する
ことが大切です
では、そもそも、名詞って?形容詞って?副詞って?
名詞=文の主語や目的語(そして補語)になる
場所は、動詞の前(主語〜は)か動詞のうしろ(目的語〜を/に・補語)です
[To study English] is fun. is という動詞の前だから[ 主語 ]
I want [to go shopping]. likeという動詞のうしろだから [目的語]
主語や目的語になってるから名詞
形容詞=名詞を説明(修飾)する
場所は名詞のうしろにきます(これがポイント!また詳しく書きます)
This is a book [to study English with].
これは本です→どんな?→[英語を勉強する]本
名詞をうしろで説明しているので形容詞
一方、
副詞=名詞以外を説明(修飾)する
場所は、ふつうは、文の後ろの方にあります(たまに前)
I went shopping in Sakae [to buy a new jacket].
私は栄に買い物にいきました→なんで?→[新しいジャケットを買いに]
I was happy [to get full marks].
私はうれしかった→なんで?→[満点が取れて]
買い物に行ったという動詞、うれしかったという形容詞をなんで?と説明しているから副詞
というわけです
特に、形容詞なのか副詞なのかという区別がわかりにくいのですが、
「ための・ために」ではなくて、
どんな? or なんで?
を軸に考えるとあいまいだった不定詞のことが
ちょっとはっきり見えてきませんか。
クレイン英学校では、言語学を専門とする講師が英語のモヤモヤを解決するアプローチで
文法を基礎から丁寧に教えます。
無料体験授業やカウンセリングはこちらからお気軽にお問い合わせください
Comments