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このままではまずい!世界大学ランキングから見る日本の遅れ

昨日のブログに続き

今回もTimes Higher Education(THE)が先日リリースした

世界大学ランキングの話題です

近年、グローバル化の加速が著しい中

アジアにおける日本の存在感が確実に薄れてきています


家電やテクノロジーの分野で特に顕著で

私がオーストラリアで生活していた時でさえ

白物家電は、LGやSamsungで占められ日本のブランドはひとつも見ませんでした


パソコンでも、辛うじてTOSHIBAをたまに見かけたくらいで

あとは、マック以外は、ASUS、ACER、LENOVOなど台湾・香港の製品ばかりでした

そしてスマートフォンになってからは

日本国内でも、海外製品オンリーとなっているという状況です

音楽の世界でも、

今は韓国アイドルが日本だけでなく世界中で大ヒットし

韓国のボーイズグループ「BTS」が

今年5月のアメリカの週間アルバムチャート「ビルボード200」で

初登場で全米1位に輝き、世界を騒然とさせました

この状況は学術の世界でも同様で、 日本の大学の国際的な地位は下がり続ける一方です 一昔前は、アジアに留学するなら東京大学が一番だったのですが、 今は、

優秀な人材はシンガポール国立大学や清華大学に集まっています

そこで今日は

この10年間で日中韓の大学の序列がどう変わったかを見てみます


ちなみに、10年前の2010年はTHEの世界ランキングは200位までしか発表されていませんでしたので

200位までにランクインした大学で比較をします

(大学名の後の数字は順位)


2010年

日本=5校(東大26、京大57、東工大112、大阪大130、東北大132)

韓国=4校(浦項工科大28、KAIST大79、ソウル国立大109、延世大190)

中国=6校(北京大37、中国科学技術大49、清華大58、南京大120、中山大171、浙江大197)


2020年

日本=2校(東大36、京大54)

韓国=7校(ソウル国立大60、KAIST大96、成均館大101、浦項工科大151、高麗大167、蔚山科学技術大176、延世大187)

中国=7校(清華大20、北京大23、復旦大70、中国科学技術大87、浙江大94、上海交通大100、南京大111)

どうでしょう

この10年で日本が韓国と中国に遅れを取っているのは歴然です

そういえば、

前任校で東京大学に進学した中国出身の生徒がいたのですが

彼がある時


「僕ぐらいの能力で、世界ランキングに載るような中国の難関大に合格するなんて到底想像もできない」

と言っていたのが印象に残っています


このランキングの変化の要因はいろいろとあるでしょうが、

ひとつには、日本の「国際性の低さ」が挙げられます


昨年IVLPでアメリカを視察した際も、

国務省本部や日米友好基金、UCLAなど訪問する先々で


「日本から留学生が全然来なくなった…」


という声を何度も聞きました

この10年間で日本国内の経済は安定し、

インターネットの普及で、外国に行かなくても多くの情報を得ることができるようになりました


でも、

知識を得ることと、体験することはまったく違います

特に、異文化理解、コミュニケーション能力は

実際に海外で生活することで身に付けられるものです


ぜひ、少しでも多くの若者が海外を目指す、そんな日本になってもらいたいと願っています


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