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留学で広がった世界から志望校合格。クレインで育った“自分軸”

普段、クレイン生の大学受験結果は「卒業生の声」で紹介をしていますが、今回はとっても詳しく書いてくれたのでこのブログで紹介します。彼女は、私が前任校で最後に担当をした学年にいた生徒でした。中1の頃の印象は"明るく真面目な子"。剣道部に所属していて、元気に笑顔で挨拶をしてくれました。中1の終わりで私は退職したのですが、中3の秋に「高校から留学をしたい」ということでお母さんからクレインに連絡をいただきました。高校1年生で彼女はカナダへ渡り、この6月に卒業、将来は国際機関でマイノリティの声を届けたいという夢を抱き、長い時間をかけて自分に向き合い受験の準備をしてきました。いまこうやって志望の大学に合格し夢に一歩近づいたことをとても嬉しく思います。


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高校三年生の初め頃から、高校留学帰国後の大学受験に向けてのIELTS対策、志望理由書制作、自己探求、面接対策をしていただきました。

まず始めに、原田先生との個別授業の魅力についてです。以下でそれぞれの授業について詳しく述べますが、まずは先生の授業を通して私が強く感じたことを書かせていただきます。


先生とはとても気さくに話すことができます。そのため、緊張が解けた空間の中で生まれる対話がとても魅力的でした。一対一の対話を重ねる中で最も印象的だったのは、先生が常に「斜め上からの視点」で意見をくださることです。そのおかげで、自分では気づかなかった考え方や視点に触れ、自分の思考が大きく広がりました。これはどの指導を受けていても共通して感じることです。原田先生はクレインでの指導だけでなく、ウクライナ避難民の方々への支援活動や平和活動など、幅広い分野で活躍されています。先生との対話を通して、そうした多様な現場で得られた貴重な知識や経験に触れることができました。さらに、実際にそうした活動に参加する機会を紹介してくださることもあり、学びがより実践的で深いものになりました。


私は、先生の授業を通して、順序立てて物事を話すことの大切さ、自分の経験を見直して考えを深めること、自身の感情や経験を言語化する練習、などなど多くのことを指導していただきました。自身の留学生活を多角的に見つめ直して、自分のことについて考える機会や、経験を振り返ることができました。


IELTS対策では先生には4技能すべてを指導していただきました。特に私が最も苦戦していたのは、Writingでした。毎回の授業で事前に準備した一つのエッセイを添削していただきました。単語力・文章構成・基礎文法のどれもまだ十分ではなかった私に対して、先生は一つひとつ丁寧に、1から噛み砕いて説明してくださいました。特に文章の組み立て方については重点的に指導していただき、「難しい表現を使うよりも、シンプルで正確な文を書くこと」を意識するようアドバイスをいただきました。その教えをもとに構成と論理展開を意識して練習を重ね、その後2ヶ月でWritingのスコアを5.0から6.0に上げることができ、総合バンドスコアも6.5まで伸ばすことができました。

先生の的確で丁寧な指導のおかげで、自分の弱点を克服し、Writingに対して自信を持てるようになりました。


次に、英語での長文志望理由書と日本語での志望理由書、どちらも先生に手伝っていただきました。作成の過程では、自分の経験についてだけでなく、その出来事から得た考えや気づきなどを深く掘り下げ、一つひとつの出来事を多角的な視点から見つめ直しました。

ブレインストーミングの段階では、私は多くのアイデアやエピソードを挙げていました。その中から先生は、私の興味関心や軸と最も深く結びついて、志望理由書として内容を膨らませやすいトピックを一緒に選んでくださいました。このプロセスを通して、自分の思考を整理する力や、考えを文章として具体化する力が大きく成長したと感じています。

また、どちらの志望理由書を書く上でも重要となる「自分の軸」について、先生と何度も対話を重ねました。話を重ねていくうちに、自分の中にあった考えが整理され、新しい視点や価値観が生まれることも多くありました。自分の過去の経験や価値観を一つひとつ丁寧に整理し、「なぜこの分野を学びたいのか」を自分の言葉で説明できるようになるまで、先生には何度も添削していただきました。

原田先生は常に的確な答えをくださり、私がうまく言語化できずに長く説明してしまったときでも、私が本当に伝えたかったことを正確に汲み取ってくださいました。先生と話しながら考える時間はとても楽しく、新たな知識や全く異なる視点に触れるたびに、多くの刺激を受けました。


面接練習では、志望理由書の内容をもとにした分析や、大学ごとの特色についてのリサーチを行いました。私は計6大学を受験予定だったため、それぞれの試験前には、その大学の特徴に合わせた面接練習をしていただきました。例えば国際関係学部では、具体的な職業やその役割、自分がどのような分野でどんな活動をしたいのかを、実際の組織名などを挙げながら説明する練習を行いました。また、興味・関心のある分野についても、数字や具体例を使って分かりやすく伝える練習を重ねました。

その結果、本番の面接でも同様の質問を受けた際に、落ち着いて具体的に答えることができました。先生との練習を重ねる中で、自分の弱点が明確になり、モチベーションや自信にもつながりました。さらに、想定外の質問にも落ち着いて対応できるように、答え方の流れや表現の工夫を教えていただいたおかげで、本番では自信を持って話すことができました。


クレインでのサポートがなければ、ここまで自分を表現できるようにはなっていなかったと思います。先生方がいつも親身に相談に乗ってくださったおかげで、受験期も前向きに頑張ることができました。個人的には、クレインの授業は「目的を持って予習や質問を準備して臨むこと」が何より大切だと感じます。準備不足のときは理解が浅く終わってしまいましたが、しっかり準備したときは内容の理解が格段に深まりました。先生方が生徒一人ひとりのレベルや熱量に合わせて、期待以上の指導をしてくださるからです。


また、クレインはとても温かい環境です。留学中はオンラインで授業を受けていましたが、帰国後に通塾を始めて、そのアットホームな雰囲気を改めて感じました。受験期であまり人と関わる余裕がなかった私にも、気さくに話しかけてくれる人が多くとても嬉しかったです。先生と生徒の距離が近く、クレインらしい温かさを強く感じました。これからも、何かしらの形でクレインとの関わりを持ち、恩返しができたらなと思っています。


立命館大学国際関係学部グローバル・スタディーズ専攻 

AO選抜⼊学試験グローバル・スタディーズ専攻総合評価⽅式

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海外での生活を通して大きな理想をいただき日本に帰ってきた彼女を見ていると、昔の自分の姿を重ね合わせます。

これから大きく羽ばたいて、もっと大きな世界と目標に出会い、ますます成長していくことを心から応援しています。

合格おめでとう!


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