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スペルミスを責めないで

今日は英語の発音とスペル(つづり)についてのお話です


英語を習い始めた学習者にとって大事な視点だと常日頃 感じていることなのですが、

先生や保護者から聞かれるセリフ、

「こんな簡単な単語のスペルも書けないなんて…」

これは、英語を始めたばかりの学習者の未来を奪いかねない

危険な一言です


というのも、


英語のスペルはとーっても難しいのです

なぜなら、

日本語はつづりと音が一致しているのに対して、

英語は音とつづりが極めて不規則であるからです

例えば、日本語では

「えいご」


の読み方は、当たり前ですが、ひとつしかありません

「えいご」という音を聞いて、ひらがなでつづりを書くときも

書き方はひとつしかありません

ところが、英語の場合は


「English」をイングリッシュと読んだり書いたりするのは当たり前ではないのです


だって、

Eは、Englishでは「イ」の音ですが、Eggoだと「エ」ですし

liも、Englishでは「リ」の音ですが、lightだと「ライ」の音になります


そして音から文字を作ろうとしたときに


「イ」の音は ink, Indiaのようにiで表されることもあります


他には、aというつづりは

appleのときは「ア」で

angelのときは「エィ」という音になるし


Wednesdayなんて、

dの音も、eの音も入ってないじゃん!


このように、


英語は音とスペルが一致していない言語


なのです

こんな例は挙げ出したらきりがないのですが、 ここで挙げた単語はどれも中学一年生で習うものです


これをまだ英語の学習を始めて間もない人に

「できて当たり前」という態度をとるのは間違いです


Wednesdayを見て、もしくは聞いて「水曜日」と認識できる、 「水曜日は?」と聞いて「ウェンズデイ」と答えられるのに、

Wednesdayのスペルが書けないから「わかってない、バツ。10回書き」 さらには、「なんでこんな簡単な単語が書けないの?」


なんて言うのは、


学習者の自尊心を傷つけ、

今後のやる気を削ぐことにつながるだけですから

やめましょう


だって、英語のスペルはとーっても複雑で難しいものなのですから


次回は、音とスペルとテストの関係についてお伝えします

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