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最後の生徒たちへ、卒業おめでとう!

今日は私が教員として最後に担任をした生徒たちの卒業式。私にとっては初めての中学生の担任、そして学年の代表も務めさせていただいた特別な学年でもあります。

高校生に比べて、中学での3年間の成長は著しいので、これまで見守ってこられた保護者や先生たちの想いもひとしおだと思います。


本来は3年間私も生徒たちと一緒に学年を上がり、今日を迎えるはずでしたが、1年間で退職してしまい、申し訳ない気持ちはこの2年間ずっと持ったままです。しかもコロナによる突然の全国一斉休校の発表で、生徒たちにはちゃんとお別れも言えないままでした。


私は行事が好きだったので1年間ではありましたが、中学での思い出がたくさんあります。新入生オリエンテーション合宿、体育祭に文化祭、合唱祭やカルタ大会、研究発表会に英語スピーチコンテスト…

勉強面では先生に迷惑をかけることの多い学級でしたが、「行事では優勝しよう!」とクラス一丸となって盛り上がっていたのが、昨日のことのように思い出さます。


一方で、中学生ならではのトラブルや生徒指導についてたくさん悩んだりもしましたのも事実です。私自身の経験不足や価値観の相違でうまくいかないことが多く、多くの先生に迷惑をかけたり、生徒や保護者との信頼関係が築けなかったこともありました。

特にはじめての中学担任ということで、ベテランの先生たちからすればもどかしい場面が多かったと思いますし、盲目的にあくせくしている私の姿に耐えられず、多くの先生が救いの手を差し伸べてくれたものでした。


教員生活最後の年となった2019年夏、IVLPでアメリカ視察の機会を与えられ、その中でこれからの英語教育、さらには日本語教育と多くの課題とそれにチャレンジしたいという想いが大きくなり、学校を退職しクレインを立ち上げることとなりました。それでもこうして当時の生徒たちのこと、それから彼らと過ごした1年間の出来事が今でも目の前にあるように鮮明に思い出されるのは、それだけかけがえのない時間だったという証拠で、私の教員生活は幸運だったと思うのです。


今日は生徒たちの卒業を一緒に祝うような穏やかで清々しい春の陽気です。


みんな本当におめでとう!


君たちの未来をこれからも応援しています!!

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