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  • 原田貴之

Virtual Reality with Immerse

いよいよ旅の終わりに近づき疲労もピークに差し掛かっているのか、この日は朝全く起きられず、朝食を摂らずじまいで部屋を出た。

IVLPの旅、最後のミーティングはバーチャルリアリティ(VR)を用いた言語教育を提供するベンチャー企業のImmerse。




創業者のフランス人Quinneを始め他のスタッフも25歳というたいへん若い会社であるが、急成長を遂げNews Weeklyに取り上げられたり、NASAとのタイアップも進行中という。ビジネスのきっかけは、Quinne氏自身のアラビア語習得経験。学生時代に人道支援活動でシリアを訪れていた彼は、難民キャンプに飛び込み6人のイラク人に囲まれた生活を通してあっという間にアラビア語を習得したそうだ。それ以前に座学で学んでいた時は全く身につかなかったこととのギャップに驚き、テクノロジーを通してイマージョン環境を作り出せないかという思いでビジネスを始めたのが2年半前。今では韓国、台湾、日本の企業と契約している。

私たちも実際にVRレッスンがどのようなものかを体験。




名前を入力するとアバターが登場し、前後左右自由に動き回れる。キャラクターを場面に合わせて変更したり、ジャンプしたりダンスしたり様々な動きができる。お金のやりとりや、荷物の受け渡しなどもでき、リアルな状況を再現している。


場面シラバスをベースにカリキュラムが作られており、空港、レストラン、会議室、公園、海賊船から火星までいろんな場面があり、それぞれの場面に2つから3つのタスク(ロールプレイ)が設定されている。

Immerseのプログラムの特徴は、講師が実際に画面の向こうにいることである。アメリカ、台湾、東京にそれぞれ講師がいて生徒と同時にその空間にいることで、一層リアルな会話を体験できるということだ。

VRの活用には大きな可能性を感じるが、現在進行中のオンライン英会話と比べた時に、価格面においても、受講可能人数(Immerseは5人までがベスト)を考えると、学校教育の中での活用は容易ではなさそうだ。ただし、少人数の留学直前の生徒対象にシュミレーションとして集中講座で実施という形で実現はできるかもしれない。

いずれにせよ、VR技術の活用、そして25歳という若者たちの起業精神と実践力は大いに刺激を受けるものであった。





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