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【共通テスト】リスニングで一点でも多く正解するために…

深刻なコロナ禍で迎えるはじめての共通テストまであと1週間と少し。不安な気持ちで過ごしている受験生が多いと思います。先日までクレイン英学校と長坂塾で行った共通テスト対策講座では、リーディング・リスニングともに第1問から第6問まですべての問題へのそれぞれのアプローチをお伝えしました。

このブログでも、その中の大切なポイントをいくつかお伝えして受験生の応援をできればと思います。はじめてのテストなので、どうなるかは蓋を開けないとわかりませんが、試行テストおよびプレ模試をもとに解説します。


今回は、リスニングの後半、一回読みとなり情報量も増える第4問〜第6問のアプローチです。


まず一番大事なのは、【余白の時間に少しでも多くの情報を頭に入れること】です。


これは、専門的には「スキーマを活性化する」というのですが、どんな話になるのか予想を立てるということです。

心の準備をするといってもいいかもしれません。

私たちは日本語で会話をする時にも、無意識のうちに話の流れを予想しながら聞いています。ですので、一言一句を聞いていなくても相手が言ったことを理解しているのです。

英語でも同じように、「こんな話になるんだろうなぁ」と心算をするのとしないのでは、聞ける情報量が全然違います。


以下、もう少し具体的にお伝えします。


【第4問A】

これは4コマの順番を答える問題です。説明の放送の間に、「きっとこの順番だろうなぁ」と予想を立てて、番号も仮で書いておきます。

そして、放送を聞くのはその答え合わせです。こうすると、必要な情報を聞くことに集中できますので、リスニングの精度がぐんと上がります。


【第5問】

表の中にたくさんの空欄があり、放送を聴きながら空所補充をしていく問題ですが、聴きながら同時にたくさんの選択肢を吟味して、さらに穴埋めするのは非常に困難です。ですが、おそらく、空欄の多くは英文を聞かなくても背景知識があれば埋まってしまいます。ですから、第4問と同じように、先に自分なりの答えを書いておくのです。そうすることで、放送の間は、焦点を絞って聞くことができるようになります。


【第6問】

これは、大学の教授による講演を聞いて、聴衆(だいたい学生)が質問をするという流れは予め決まっています。そして、

大学教授があるテーマについて自分の意見を述べ、聴衆がそれに反対する、あるいは疑問を呈するという流れになると想定します。

「教授に反対している人は誰ですか?」という問題があるのですが、プレ問題では、その選択肢にModerator「司会者」が含まれています。でも、普通は司会者は中立の立場をとるものですから、Moderatorが答えになることは考えにくいでしょう。

もちろん、絶対とは言えませんが、それでも「山をはっておく」ことはリスニングにおいてはとても重要です。


また、最後の問題は、英文の内容を表す図または表を選びなさいというものですが、これはゼッタイ先に見ておくべきです。放送が終わってから答えを選んでは遅いです。必ず、放送を聴きながら「これだ!」と解答をしてください。

というのも、第6問ではかなりの情報量が一気に放送されるのですが、一般的な高校生が保持できる英語での短期記憶は非常にわずかです。聴き終わった時には、頭に残っているのはほんの一部(たいてい一番最後と一番最初の発言くらい)なのです。放送が終わってからはじめて図表に目を通してしまうと、本当は全然違う話なのに、「うーん、そんな話もしていたような…」となってしまうのです。

だから、第4問の4コマのように、【予想を立てておいて、放送中に答え合わせ】をすることがいちばん確実なアプローチでしょう。



ということで、今日はリスニング後半についての基本的なアプローチをお伝えしました。まだ演習問題で練習する時間もありますのでぜひ一度試してみてください。何も考えずに解いていた時とはきっとずいぶん違うと思いますよ。


がんばれ受験生!!


クレイン英学校では、長年進学校の教員として最難関大から地方大学まで幅広く受験指導に携わってきた講師が、共通テスト後の個別試験対策を完全マンツーマンで行います。各大学の傾向を踏まえて、長文記述問題の答え方や英作文の書き方などを丁寧にかつ短期間で効率的にお教えします。クレイン生以外では、ごく少数のみの対応となるため、個別試験の英語に不安な方は、ぜひお早めにこちらからお問い合わせください。

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