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クレインピースキャンプ2023 Day③

更新日:4月10日

78年目の8月6日。コロナ禍以降はじめての一般受付となった平和記念式典。開場は朝6:30分。満員になって参列できないといけないということで、参加者6名と一緒に6時にホテルを出発して、平和記念公園に向かいました。

6時15分に受付に到着した時にはたくさんの人の列が。

6時半開場と同時にいくつもある受付門から同時に式典会場に人が押し寄せます。私たちもなんとか席を確保することができました。そして、7時にはほぼ満席の状態に。

まだ7時でしたが、とにかく暑い。原爆が投下された日も、今日のように雲ひとつない青空がひろがっていたのだと想像を膨らませました。

テレビの画面では伝わらない臨場感、緊張感、そして参列された方の思いがこの会場には溢れていました。


そして迎えた、8時15分...


たった一発の原子爆弾で、街も、ひとの命も、そこにいたすべての人たちの未来も、失われました...

生き残った人たちは、この世の地獄を目の当たりにし、後遺症に苦しみ、差別に心をつぶされ、生き続けることを余儀なくされました。


いま再び、人類の平和が脅かされ、核の脅威が迫る中、いっそう今日という日の重要性を噛み締めなければなりません。


参加者の小学生たちがインタビューを受け、平和への想いを伝えました。


たまたま式典の隣に座っていたアメリカ人男性と出会いました。彼はもともと教員で、退職を期に日本の戦争の足跡を辿る旅の途上にあるとか。この式典の会場で、アメリカの方と過去の戦争について、そして未来の平和について語ることができたのはとても貴重な経験でした。


式典終了後、平和公園が一望できるポートクラウドへ移動し、最後のプログラムである"For the Future"を行います。PCVの共同設立者でアメリカ人のメアリー・ポピオさんにオンラインで登壇していただき、どんな子ども時代を過ごしていたのか?広島に来たきっかけは?どうやって平和活動のリーダーになったのか?たくさんのお話を伺いました。

そして、では自分たちには何ができるんだろう?この3日間で学んだこと・感じたことを通して、ひとことのメッセージに想いをのせます。


それから、原爆ドームの迎えにあるおりづるタワーの展望台に会場を移し、一人ひとりが想いを語っていきます。


「これまでは戦争の歴史は過去の遠いことで関係ないと思っていたけど、ピースキャンプに参加して、ぐっと身近に感じました。」


「次は私たちがこの想いを受け止めて、行動していかなければならないと思った」


「これまでは、平和というのは戦争をしないこと、くらいしか考えてなかったけど、この3日間で、身の回りにある小さな平和や、自然の平和など、さまざまな平和について考えることができました」


参加者たちは、ピースキャンプを通して本当にたくさんのことを学び、感じていて、驚きとともにとても頼もしく感じました。


広島で素敵な仲間と一緒に、ピースを感じる3日間を過ごすことができたことが、これから平和を考える上で大切な土台となるはずです。


君たちが、これからもっとたくさんのことを学び、ピースリーダーとして未来の平和を率先して作ってくれることを楽しみにしています。


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